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重陽の節句 敬老の日         2016/9

重陽の節句

 9月9日は五節句のひとつ「重陽の節句」です。
昔から奇数は陽の数(縁起の良い数字)とされ、数字の大きい9の数が重なることから「重陽の節句」と呼ばれており、特に菊を用いて愛でる・福を呼ぶ・不老長寿・厄払いを願うことで別名「菊の節句」とも呼ばれるようになりました。
他の節句に比べるとあまり馴染みの薄い節句ではありますが、平安時代初期に貴族の宮中行事として取り入れられ、五節句の最後ということで最も盛んな節句だったといわれています。
今でも、重陽の行事や風習で菊を使っていろいろな場所で楽しまれているようです。
「菊人形」「菊合わせ」「菊酒」「菊湯」「菊枕」etc.

「江戸砂子年中行事・重陽の図」楊州周延 画 明治18年刊

 

 【長寿を願う菊と酒】
 月見で一杯とは、花札の代表的な遊び方である「こいこい」における出来役の一つです。役名の通り、花札1組48枚につき1枚ずつしかない月の札と盃の札が揃うと成立します。この盃の札に描かれている植物は9月を表す菊の花です。
花札の絵柄は、1月は松、2月は梅といったように月ごとに植物が1種類定められています。高得点札には植物以外の物も描かれており、1月には縁起物である鶴が、3月には桜と共に花見用の幕が見られます。では9月の菊に盃を合わせた理由は何でしょうか。
 中国が三国志の時代の頃に成立した、長寿を願うある風習が平安時代に日本にも伝わりました。その風習の通り、重陽の節句になると宮中の貴族たちは天皇から拝領するお酒を飲んでいました。実はこのお酒、菊の花が浸してある菊酒だったのです。
 江戸時代になると園芸の隆盛と共に菊ブームが巻き起こり、昨年名古屋園芸でも再現した百種接分菊や伝統菊もお目見えします。諸大名は重陽の節句に合わせて登城し、菊酒を飲んで祝い、この風習はやがて庶民にも広まりました。
菊と長寿の関係性ですが、古来より解毒・解熱といった薬用植物として利用されていたことも理由のひとつかもしれません。実際に、菊のエキスがグルタチオンという解毒物質の産生を促すことが近年明らかになりました。
 菊酒には作り方が諸説あり、中には家庭で再現するには難しい方法もありますが、日本酒に菊の花びらを浮かべるだけでも風流です。花札の盃に書かれている文字は「寿」。菊見で一杯は長寿の秘訣かもしれません。

敬老の日

 9月19日(日)は敬老の日です。
 暑い夏も過ぎ、お花の花持ちも種類も秋の涼しさに向かって少しずつ良くなり、増えてくるこの時期、名古屋園芸では他にはないオリジナリティの商品を数多く取り揃えております。「老を敬う日」とは言え、やはり普段からの感謝を込めてお花の贈り物してみては…。
 もちろん、お子様が選んだ素敵な植物をプレゼントするもよし、「こんなお花が好きだったよな。」と思わず手に取ったものをさりげなくプレゼントするもよし、はたまた、なかなか会っていなかった、会うキッカケがなかった方の理由づけでもいいんです。渡した時の笑顔、驚いた顔、困った顔、もしかして泣いちゃう顔を会って見に行くためにもおひとついかがでしょうか。

 ここで、ご提案!!
「重陽の節句」でも用いられている無病息災・不老長寿を願う縁起のよいお花の「キク・マム」を使ったプレゼントを敬老の日にいかがでしょう。
キクといっても今の特に切花のキクは、別のお花を思わせるような花、色、形の種類が豊富に出回るようになりました。
もちろん、「節句行事」として、切花やアレンジメントをご自宅のお部屋に飾って、平安時代の貴族の気分で愛でられたり、眺めながら1杯なんてことも…楽しいかも。


コチョウランギャザ ¥6,000+税
ミニタイプのコチョウランに
エアプランツを組み合わせました。

秋の寄せ植え ¥7,000+税
秋の雰囲気を感じさせる草花で
まとめました。

オーキッドアレンジ¥10,000+税~
花持ちの良いランをふんだんに盛り込み季節感を演出しました。

菊を使ったアレンジ \3,000+税
ピンポンマムを使った
まんまる可愛い アレンジ
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