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朝顔まつり    2017/7

 『葵朝顔まつり』 7月6日~17日 名古屋園芸特設会場にて

今年、放送50周年を迎えるNHK趣味の園芸にて昨年実施された、視聴者が選ぶ育てたい花・夏部門第2位(ちなみに第1位はアジサイ)に選ばれ、そして2020年東京オリンピックのエンブレム最終候補選出1案のモチーフとして使用された植物、朝顔。園芸ファンのみならず、多くの日本人に愛されていることが伺えます。

 さて、それでは実際に朝顔を育てたことはありますか?大人になってからは全然ないけれど小学1年生の時に授業で育てた、という方も多いかと思います。種まきに始まり、生長、開花、結実までが1年以内であることや、咲いた花を色水にできたり、登校時に開花を見ることができたりと学校教育に向いている植物であることから、成長や驚きへの気付きを促す教材として朝顔をまず1年生の時に育てるのだそうです。
あれから〇〇年、もう一度朝顔とともに夏を過ごしてみませんか。

 小学1年生以来の朝顔。さて、どうやって再会しましょうか?本当は種まきから始めて、発芽やツルの生長のダイナミズムを感じて頂きたいところですが、もう7月です。夏の思い出とともに朝顔、といった過ごし方をして頂くには種や苗からではちょっと遅いので(種まきは5月上中旬が適期です)、今年は開花株はいかがでしょうか。

 日当たり良好な名古屋園芸屋上にて育てた朝顔を7月6日から17日まで『葵朝顔まつり』と題したイベント内で販売いたします。 鉢はろくろを挽いたときの表情をそのまま表現した陶器風のプラスチック鉢(ホワイト、ブラックの2色。重厚感はあるものの軽量)、支柱は東京入谷朝顔市で販売される朝顔にも用いられる竹製あんどん型(3段5本)、これらこだわりの資材に朝顔を植え付けました。植え付け方は入谷式に1鉢4株植えです。 週1回の液肥による肥料やりや日々のツル巻きなど、当店スタッフが手塩に掛けて育てました。一般的な朝顔の鉢花と比べて、やや土の量を増やしているので、通常よりも多くの花数が期待できる一鉢となっております。ご購入時には2ヶ月たっぷり効く肥料も付けてお渡しするので、日々の管理は水やりだけでOKです。本格的ながらもお手軽な朝顔をぜひお求めください。


名古屋園芸屋上にて
 朝顔栽培中の様子

昨年の朝顔まつり

カゴ入り朝顔
 \3,000+税

◇朝顔まつり栽培秘話

 昨年から始まった朝顔まつりですが、入谷の朝顔市に合わせて7月6日がイベント初日となっております。また、朝顔は別名牽牛花と呼ばれています。牽牛とはわし座のアルタイル、彦星のことです。つまり入谷で朝顔を買うと七夕の日に彦星に所縁ある植物を楽しむことができるのです。
しかし、一般的な朝顔は5月中旬にタネを播き、約65日程度で開花します。つまり種をそれより早く播かないと、七夕の日に朝顔を楽しむことができません。 では種播きを4月下旬に行うとどうでしょうか。一応芽は出てきますが、適期より早いために夜温が低く枯れこむ危険性があります。そこでどうしたかと申し上げますと、ポカポカ陽気の日中は外、肌寒い夜は室内で管理することで新芽の保温に努めました。
 そして、ゴールデンウィーク中には芽が出揃って定植ができます。このまま順調に育てば七夕までに間に合いそうですが、それにはもう一つの難関が。  朝顔という植物は短日植物に該当するのです。短日植物とは夜が長くなると花芽を形成する植物のことを指します。ゴールデンウィークから6月下旬の夏至を迎えるまでは毎日どんどん日の出が早く、日の入りが遅くなってくるため、必要なだけの暗期を得ることができません。
 そこで、夕方6時ごろから翌朝8時頃まで、窓を覆って真っ暗にした室内に朝顔を置いておきます。これを3日間ほど続けることで朝顔は日が短くなったと勘違いし、花芽を付けるようになります。この作業をしておけばとりあえずは一安心。あとはツル巻きをしつつ朝顔まつりの始まりを待つというわけでございます。

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