書名 : 華彙 かい
冊数 : 全8冊 草部四冊 木部四冊 (草之二に記載)
別書名:    
著編者名 : 島田充房//〔著〕 〔画〕
出版年 : 1759 宝暦9年
注記 : 1765(明和2年)に小野蘭山とともに改めて全8巻刊行する。
毎丁表に一図、裏に解説を記載し、図は葉の裏面を黒くして
立体感を出そうと独創的な画法が試みられた、植物学的
説である。カキツバタそのものの記載ではなく、「杜若」が

植物とする記載があるため紹介する。
 
    写真
注釈 杜若 ハナメウガ ヤブメウガ
処処陰湿の地に多く生す春の末苗を生す高さに
尺許茎葉根共に茗荷に異なる事なし六、七月葉間
小穂をなし白花を叢生す八月累累として子(み)をむすふ
色碧緑真(まこと)にしゃうかひけのみの如し本邦上古杜若の字
を以って燕子花(かきつばた)とす誤と云へし  


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