名古屋園芸株式会社

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今月のおすすめPick up

名古屋園芸 パンジービオラ ガイドブック    2015/10

 今年もパンジービオラの季節が近づいてきました。10月に入り、涼しい日が続くと「そろそろ」といった気分になりますが、名古屋園芸の店頭にはまだパンジー・ビオラは並びません。もちろん来春まで長く楽しむには、11月下旬までには植え込みを終えて、本格的な厳冬期を迎えるまでに土の中に根をしっかり張らせることは重要です。ただ、あせってまだ暖かい時期に植え込んでしまうと、根を張る前に地上部だけがひょろひょろと伸びてしまい、結果的に姿が乱れてしまいます。そのため当店では販売時期を植込み適期に揃え、11月より皆様の元にお届けしています。

 それではこれより来月から当店で販売するパンジー・ビオラのおすすめ商品をご紹介します。半年に渡るお付き合いになるわけですから、丈夫・多花性・珍しいといったキーワードが当てはまるような、植えてワクワクする物を多く取り揃えました。ぜひご一読いただき、花壇やプランターでの植栽計画の参考にしていただければと思います。

ディージェイ  ~オランダ生まれ、現代ビオラの決定版~

 実は昨年も当誌面にてご紹介させていただいた品種です。一般的なビオラに比べ1鉢あたりの値段は安くないですが、株の乱れにくさや花上がりの良さは絶品ですよ、と前回はご紹介しました。
 もちろんその特徴は今年も変わらないのですが、当店でも秋に植えて見本鉢として育てていて感じたことなのですが、春先の色合いがとにかく素晴らしいです。冬の間は、ボリュームよく咲き続けることに価値がありましたが、春は色がさらに鮮やかになり最盛期が一目で分かるようになります。
 オススメの鑑賞方法は、同じくオランダ生まれである鉢「アートストーン」に植え込むことです。花と鉢の相性がピッタリで、デザイン王国オランダらしいセンスの良い一品が出来上がります。

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フィオリーナとミルフル  ~プレミアムという言葉が似合う2大品種~

 春夏花壇の定番品種「サフィニア」を販売しているサントリーフラワーズ社ですが、秋冬のパンジービオラにおいても評価の高い2品種を世に送り出しています。
 1つめは豪華なフリル咲が特徴のミルフル(写真左)からご紹介。フリル咲品種は他社からも販売されていますが、ミルフルの良さは程よい大きさと豊富な色幅にあります。1つ1つの花があまり主張しすぎない中輪タイプのパンジーであり、その分花数が多く冬もフリフリの花弁が鉢いっぱいに広がります。また、花の色幅は明るいイエローやピンク、シックなワインレッドやブルー、さらにはグラデーションがかったアンティーク調の色まで多岐に渡ります。
 もう1つの品種は「圧倒的な満開力!」がキャッチフレーズのフィオリーナ(写真右)です。当然その魅力は株張り良く花数が多いことで、冬の間じっくり根を張った春の咲姿は見事の一言です。
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フェアリーチュール  ~進化を続ける八重咲きパンジー~

 パンジーと言えば一重に広がる花弁の模様から人の顔の様に見えるとも言われる種類もありますが、八重咲きのパンジーも存在していることはご存知でしょうか?それがこちらのフェアリーチュールと呼ばれる品種です。
 色ごとにヨーロッパ各都市の名前が付けられ、今年は入荷はわずかですが新色のホワイト(ドレスデン)も仲間に加わりました。ホワイトは今までの色と比べさらに花が立体的になり、八重らしさがアップしています。
 八重咲きの花はその構造上種子ができないため(雄しべや雌しべが花弁化)、親の一部を切り取り培養することで株を増殖させる生産方法がとられています。しかし、この方法では増殖後の生育が遅く、じっくりと育て上げることになるため、入荷は12月に入ってからとやや遅めになります。
 ただ、八重咲き品種には「種子を作って子孫繁栄」という考え方が存在しないからか、1つ1つの花は長持ちする傾向にあり、待った甲斐があったと思っていただける品種でもあります。

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見元ビオラシリーズ  ~まっこと面白いビオラが来ちゅう~

 ちょっと変わった品種を取り揃えている高知県にある見元園芸さんのビオラをいくつかピックアップし販売します。
 何がちょっと変わっているか、入荷予定の品種の名前をいくつかご紹介しましょう。‘空飛ぶうさぎ’、‘つぶらなタヌキ あずき’、‘春ららら’、‘春るるる’、‘小悪魔のプワリ’などなど他のメーカーとは一線を画すネーミングが付けられています。花の顔を見てもやっぱりどこか変わっているパッと目を引く品種、そんな印象を受けます。
 花はやや小ぶりの物が多いですが、冬の間じっくりと育て上げることで春には可愛らしい花で満開になります。一般的な丸弁だけでなく、ネーミングからも分かる通り、うさぎ型の花弁をした品種も入荷しますので、今年は変わった物に挑戦したい!という方にぴったりなシリーズです。

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鈴鹿パンジーの産地を訪ねて  ~さぁ、きっと良く咲く!~

 名古屋園芸苗売り場にとって秋冬苗の定番中の定番、鈴鹿産のパンジー・ビオラが今年もやってきます。
 実は花の生産量が50年以上日本一の愛知県。県内産の植物が店内のあちこちで並んでいますが、誰もが知る一番基本的な花苗は実は三重県から来ているのです。
 なぜかと申しますと、実は名古屋園芸から高速を使って約1時間、三重県鈴鹿市にある猿田彦大神を祀った椿大神社からすぐ近くにパンジー・ビオラ作りの達人三人衆がいらっしゃるのです。もともとお茶農家の皆様で、茶葉の収穫が終わった秋から冬は比較的手が空いており、パンジー・ビオラの栽培がお茶の裏作として打ってつけであったため生産を始めたそうです。 今年の様子を伺いますと、8月5日に種を播いたそうで、9月上旬に取材に伺った時は、まだまだ芽出しの可愛らしい姿をしていました。例年の品質はというと、ポットへの植え込み後は温室ではなく露地で栽培するため11月の入荷時には引き締まった精悍な顔立ちをしており、株元から脇芽が多く出ていることが特長です。
 文字だけで鈴鹿パンジーの品質の良さを表すことは難しいのですが、長年に渡り名古屋園芸のお客様にご好評頂いていることこそが、手慰みに作った花、といった格付けでは無いことを裏付けています。高品質パンジー、ぜひお試しあれ。

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