名古屋園芸株式会社

　そろそろ夏の気配を感じる季節になってきました。「夏の花」といえば、何を思い浮かべますか？ヒマワリ・アサガオ・ユリなどありますが、やはり一番華やかで庭の主役級になれる花は「ハイビスカス」ではないでしょうか？

　ハイビスカスという名前は、エジプトの美の女神「ビヒス」が語源とされています。
凛とした花姿とカラフルな色合いはその名の通り美しく、ハワイでは愛されて尊敬されるという意味を持つ「アロアロ」という呼称があります。そんな南の国の空気感まで楽しめそうな、特別な夏の花です。
　そんな夏の花・ハイビスカスですが、名古屋園芸での販売のピークは、実は6月なのです。徳島の生産者より、このあたりの市場には出回ることのない良品を特別に仕入れています。しっかりとした株につぼみがいっぱいついた状態の鉢を見ると、一足先に夏が来たかのようなとてもワクワクした気分になりますよ。そのワクワク感を楽しんでいただくためにも、ぜひ6月中にハイビスカスに会いにいらしてください。
　魅力いっぱいの花ですが、実は近年の名古屋の暑さには少々夏バテをしてしまいます・・・。実は一番熱い8月には花がお休みをし、35℃を超えると花数が少なくなってしまいます。しかし、秋の後半9月～10月になるとまた元気に花を咲かせ、場所によっては11月まで繰り返しで花を咲かせ続けます。6月にお迎えして、11月までと、かなり長い期間楽しむことができます。
　さてハイビスカスをお迎えしたら、まずは「鉢増し」をしましょう。いまの二回りくらい大きいサイズの鉢に、そーっと植え替えをします。その方が夏の水管理も楽になるでしょう。そしてつぎつぎと頑張って花を咲かせるハイビスカスは肥料が大好き！肥料切れをおこさないように、定期的に追肥をしましょう。また日々終わった花を摘んで株をきれいにしておくのも大事なお手入れです。

　今年はぜひお気に入りのハイビスカスと、南国ムード溢れる夏をおうちで楽しみましょう。