書名 : | 大和本草 | やまとほんぞう | |
冊数 : | 全20冊 | ||
別書名 : | |||
著編者名 : | 貝原益軒//〔著〕 | ||
出版年 : | 1709 | 宝永6年 | |
注記 : | 写真は、正徳5年刊 巻之七 草之三 中国の明代に書かれた「本草綱目」(1596)は、日本には1607年に渡来している。「大和本草」は本草綱目の分類法に益軒独自の分類を加えて、1362種につ いて由来、形状、利用などを記載したものである。2巻の付録と2巻の図譜を合わせて全巻で20巻におよぶものである。 |
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注釈: | 燕子花 国俗昔より杜若をカキツバタとす非也。杜若はヤブミョウガと云うもの也。 燕子花は3,4月に花を開く。その性未詳。福州府志に出でたり。倭名皃吉花 (かおよばな)と云う由。蔵玉にみえたり。水草なり。然れども水深くして葉の 鋒までひたれば枯る。陸地にも植ふ。濃紫色にして四時(四季)花開くあり。又白花あり。 猶異品あり。小燕子花あり。葉茎花の形は同じ。茎の高さは二、三寸。花はなはだ小 なり。正月に花を開く是大なると異り。湿地に宜し。水中宜しからず。 |